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帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の治療

帯状疱疹とは、ウイルス性の神経および皮膚炎で、赤い発疹と水ぶくれができ、痛みやかゆみを伴うことが多いです。体の左右どちらか片側にしか発疹が出ないという特徴があります。

水ぼうそう(水痘)を起こすウイルスが原因で、水ぼうそうに罹った後に、体に潜伏感染しているウイルスが原因で起こります。

水ぼうそうに罹った後は、ほぼ100%ウイルスが体に潜伏した状態になりますが、免疫によりウイルスは抑え込まれた状態になります。

水痘免疫の低下や、全身的な免疫力低下があると、帯状疱疹として発症します。

神経に炎症を起こすので、発疹に加えて痛みや皮膚の違和感があることが多いです。

顔面に症状が出た場合は、目の症状や顔面神経麻痺などの合併症が出る場合があり、特に早期治療が重要です。

帯状疱疹にかかっている人が、水痘免疫が無い人に接触すると、水ぼうそうとして感染します。なので、帯状疱疹にかかっている場合は、特に乳幼児や妊婦への感染に注意が必要です。

 

治療

抗ウイルス薬による治療をおこないます。腎障害がある方は減量が必要です。

免疫力を保つため、1週間程度は安静が必要です。

神経や皮膚の炎症が強いと、神経痛が強くでて、帯状疱疹後神経痛として残りやすくなります。

帯状疱疹後神経痛を残さないためには、早期治療がとても重要です。

帯状疱疹後神経痛が残ってしまった場合には、神経痛の治療を行います。抗うつ剤や抗けいれん剤を使用することもあります。痛みがとても強い場合には、専門のペインクリニックをご紹介する場合があります。

 

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